CogmentoというVCを使ったCRMサービスを発見

DID/VC(verifiable credentials)のニュースを扱うメディア。

平日月曜から金曜まで世界のDID/VCニュースを取り上げます。

CogmentoというVCを使ったCRMサービスを発見しました

原文:

googleのクローンロボットのようにDID/VCニュースを巡回している筆者ですが、以下のような文言を発見しました。

CRM software powered by AI and verifiable credentials to boost sales and automate marketing and customer service.

珍しくVCを利用しているサービスを発見しましたのでご紹介いたします。

Cogmentoは2003年から提供されているクラウドCRMサービス

Cogmentoは2003年に提供開始と長年利用されてきたCRMサービスです。

価格はフリーミアムモデルで、課金をしても1000円ほどという破格のサービスです。

http://www.sellmehouse.com/pricing.html

ということで私も早速アカウントを登録してみました。

サインアップしないと利用できないツールのスクショを残すのは憚れるので詳しい画面は載せませんが、普通のCRMツールみたく以下のような機能を取り揃えています。

  • コンタクト
  • メール送信
  • 商談の記録
  • カレンダー
  • タスク管理
  • ...etc

このあたりは長くからCRMを提供しているので一通りの機能がそろっているようです。

しかし、このプライシングで長年サービスを続けているということはそこそこユーザーがいるのでしょうか。

それともインターネットの海を漂っているだけなのでしょうか。

いずれにせよ本日ウェブページを更新していて私に発見されたということはまだ運営側はアクティブです。

アカウントを作成してVCを発行してみる

なんと管理画面ではVCを発行する機能がありました。

どうやら自身が管理している顧客にVCを発行することができるようです。

VCのスキーマなどは、JSONを知っている人じゃないと操作できなそうなUIでしたが、VCを発行することができました。(誤字は見逃してください)

Microsoft Entraを使って実装しているようでした。

ユースケース

ユースケースとして、カーディーラーでのCogmentoの利用が考えられるようです。

既に導入済みのようですが、カーディーラーが顧客管理にCogmentoを利用する。

既にmdlが配布されている場合はmdlをverifyすることができる、、、そんなユースケースのようです。

確かにCogmento側にはVCを検証する機能もついていました。(おまけにQRスキャンということでmdlのスキャンを想定しているのではと思います)

将来的にmdlが流通した世界線では確かにmdlをverifyする機能を持っていてかつ業務性を持つツールは選ばれるかもしれない。そんな風に思いました。

どの程度スケールしているのか情報が出てきませんでしたが、こういった面白いサービスがあればまた紹介します。