AuthenticID/Crediveraが提携して、VC(verifiable credentials)を用いた労働者管理ツールを提供しています
ニュース原文:
VCプラットフォームを提供するCredivera社
同社はVCの流通プラットフォームを提供しています。
同社が強みとして持つユースケースは企業の労働者管理というものです。
Holder: 労働者、Verifier: リクルーターや企業、Issuer: 資格発行団体や教育機関など、採用や労働者管理に利用される資格を発行する団体
という座組です。
また、彼らが取り上げている領域はエネルギー、建設、製造、鉱業、ヘルスケアなどのハイリスク業界と呼ばれる業界のようです。
確かにこれらの業界は資格の管理や労働者の継続的な管理が必要になっていて、そこにVCを持ってきたということなのでしょうか。
ekycのみならずグローバルにID連携が可能なAuthenticID社
AuthenticID社はOCRのような技術を使って、免許証などでの本人確認を行うソリューションを提供しています。
驚異的なのは、世界240以上の国と地域で発行される8,500種類以上のIDをサポートしているということです。
企業規模を比較してみるとAuthenticID社はアメリカの会社で2001年創立、従業員も100名近くの会社で、Credivera社はカナダの会社で従業員規模は20名ほどのようです。
本提携は、AuthenticID社がもつ広大なネットワークと、Credivera社の提供するVCプラットフォーム並びに、労働者管理システムを統合して、より利便性を高めようという提携のようです。
恐らく下記のような未来を見据えての定型化と思われます。
・従業員の資格の管理や、採用時のリファレンスチェックなどがAuthenticID社の生体認証やAIによってスムーズに行えると、Credivera社のサービス体験も上がる
・AuthenticID社のグローバルなネットワークからVCの流通に入れればネットワーク効果的に利便性が広がる
かなり具体的にユースケースを絞った事例ではあると思いますので、引き続きウォッチしていきます。
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