Trinsic社が事業を一部売却しました
ニュース原文:
Trinsic EcosystemsをDentity社へ売却
Trinsicは創業から運用してきたDID/VCプラットフォームをDentitiy社へ売却したようです。
ニュース原文の見出し的にTrinsicが買収されたように見えますが、事業の一部を売却しました。
Trinsic Ecosystemsは、様々な開発者が分散型アイデンティティをサービスに組み込むために利用されていました。
このサービスを利用したユーザーの累計は数千人らしく、Dentityという会社もその顧客のうちの1つだったようです。
そして、Dentityは顧客の中でも最も成功した事例の1つです。
Trinsicの戦略的位置づけと事業売却
Trinsicは増加するmDLやDentityのようなサービスのデジタルIDを統合的に受け入れる、Trinsic Acceptance Networkという事業を新たに立てています。
Trinsic Ecosystemが軌道に乗らなかったことや、mDLなどが急激に普及し始めていて、多くの事業者にとってすべてに対応することが負担として大きいというニーズから始めた事業のようです。
そんな新事業に集中するためにも、売却先を探していたということなのでしょう。
分散型アイデンティティをゴリ押すというよりかは、現実的な世の中の流れに合わせて事業を成長させていく方針に舵を切っています。
Authologicという会社も同様の領域で事業を行っているので、米国では本人確認、ID認証の統合という領域が1つ生まれているようです。
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