チケットの不正転売解消にVCが/あなたが知らない、最も重要な認証情報
チケットの不正転売解消にVCが
ニュース原文:https://www.coindeskjapan.com/274310/
チケット転売文脈でVC(Verifiable Credentials)が利用されたようです。
NECさんも登壇されています。
あなたが知らない、最も重要な認証情報
ニュース原文:https://www.customerfutures.com/p/the-most-important-credentials-youve
非常に面白い視点でVC(Verifiable Credentials)について記載されていました。
「Verifiable Credentials(VCs)」に取り組んでいる人たちは、データの真正性について多くを語るでしょう。彼らは、発行者(Issuer)、保持者(Holder)、検証者(Verifier)といった概念について説明します。
何やら界隈に提言しそうな序文から始まります。
実際の経済活動では「あなたが誰であるか」に興味はない?
筆者は以下のようなたとえ話を出しています。
- 公共料金の請求書は、本来住所を証明するもの
- 運転免許証は、運転資格や年齢を証明するもの
- 航空会社は政府が求めているから身元確認を行うが本来の関心は爆破テロを防ぎクレジットカード決済ができること
つまり実際の経済活動において、本人のデータというのはそこまで必要ないということです。
確かにマイナンバーの情報だけ持っていても給付金は配れない(所得情報や口座情報も必要)ですよね。経済活動をより滑らかにしていくという文脈においてはアイデンティティ・クレデンシャルだけでは解決できないことは大いにありそうです。
アイデンティティ・クレデンシャルはウォレットのアンカーとなる
しかし、筆者もアイデンティティ・クレデンシャルの存在自体に否定的なわけではなく以下のように語っています。
もちろん、デジタルIDは重要です。
デジタルウォレットにおいては、IDクレデンシャルが「アンカー」として機能し、
「ウォレットの所有者が誰か」を証明するために使われます。
これは、金融取引や旅行のような規制が厳しい分野では特に重要です。しかし、「ウォレットを信頼できる」と分かれば、ID以外のクレデンシャルが爆発的に増えていくでしょう。
筆者は「埋め込み型金融」からなぞらえて、「埋め込み型ID」という言葉を使って表現しています。
ウォレットに埋め込まれたIDクレデンシャルがアンカーとなり、取引におけるトラストが担保される世界・・・そんな世界では当たり前のようにDID/VCプロトコルが利用されているのでしょうか・・・
なんのこっちゃですが、今まであまり目にしない視点の情報でしたので、ぜひみなさん原文を読んで見てください。
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