インドのスーパーウォレット
ニュース原文:
インドでスーパーアプリ化するウォレット
「スーパーウォレット (Super Wallet)」 とは、通常のデジタルウォレットを超えて、銀行サービス、決済、デジタルID認証、金融サービスを統合した高度なウォレットのことを指します。
記事内ではインドで構想されるスーパーウォレットの機能がいくつか紹介されています。
- 国民ID制度と連携した認証
- CBDCであるeルピーの管理
- UPI によるリアルタイムの銀行取引
デジタルIDウォレットのような概念ではなく、決済や資産管理の機能を付けたウォレットにデジタルIDが付加されているようなイメージでしょうか。
利用が想定されるDID
このスーパーウォレットではDIDが利用されるという構想があるみたいです。
中央集権型システムとは異なり、DIDは暗号検証を使用することで、デジタルIDの盗難や偽アカウントを排除します。
自己主権型アイデンティティ(SSI)やゼロ知識証明(ZKP)などの機能は、個人情報を明かすことなく安全な取引を実現します。
DIDはウォレットに格納される秘密鍵をベースにして認証をするので、結論、なりすましや詐欺を行う者は個人単位で攻撃が必要になる。ということでしょうか。
記事内では、DIDに顔認証などの生体認証を掛け合わせることで、確実に本人でなければ取引ができないような仕組みについても言及されていました。
デジタルIDウォレットと言えど、決済などの機能を取りそろえたうえで、DID/VCの恩恵を享受するようなアプリという考え方も1つの形かもしれません。
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