SSIソリューションに関する市場調査レポート
https://www.marketsandmarkets.com/blog/ICT/ssi-solutions-digital-id-wallets-privac

Markets and Markets Research Private Limited.が運営するサイトにて、SSIやDID/VCに関する記事が公開されていました。
市場の動向やキープレイヤーがまとめられていましたので、ご紹介します。
市場の動向
セキュリティの強化・データ漏洩リスクの軽減を目的としてSSI(Self-Sovereign Identity)ソリューションが台頭しています。パスワードベースの認証から脱却する風潮も市場成長に寄与していると記事内では触れられています。
SSIソリューションの例として、デジタルIDウォレットやVerifiable Credential、Privacy-Preserving Identityに言及。
- デジタルIDウォレット:ユーザーが自身のデータを自身の管理下に置くために極めて重要な役割を果たす。
- Verifiable Credential:SSIなエコシステムを構築するうえでの基盤となりつつある。
- Privacy-Preserving Identity:GDPRを始めとするプライバシー関連の法規制強化が進む中で注目が高まっている。
主要プレイヤー
この市場におけるキープレイヤーも挙げられています。
- Microsoft:AzureのID基盤にVCやDIDのフレームワークを統合した、市場のリーディングカンパニー
- Dock:ブロックチェーンやVCによるアイデンティティソリューションを専門的に提供
- NEC:高度な生体認証技術を切り口としたSSIソリューションの提供
市場規模について
一年以上前の記事になりますが、Markets and Markets Research Private Limited.はマーケット規模に関する調査も発表されていたようです。
▼レポート内容の抜粋
- SSI市場は2024年の18億ドルから2029年には471億ドルへと、CAGR90%を超える急速な成長を見せると予測される
- 個人情報の流出、生成AIによるディープフェイクなどがソリューションへのニーズを高めている
- 調査時点では北米が最大の市場だが、今後はアジア太平洋地域が成長すると見込まれる
こういった調査記事を公開されている事業者の方々には頭が下がります。
弊社にもたまにリサーチ会社の方がインタビュー依頼をしてきますが、極力お受けするようにして微力ながらご協力させていただいております。
今後も記事やウェビナーの配信を通して、市場の真ん中で事業をする事業者ならではの「(ビジネス的に)生きた情報」を日本語で流す役割を務めてまいります。
★特別なお知らせ★
デジタルアイデンティティの最新トレンドを毎週お届け!
業界の最前線をまとめた「DID/VC Weeklyレポート」を毎週無料で配信中です。こちらから簡単に登録できますので、ぜひ情報収集や新規事業のタネ探しにご活用ください。
