2026年よりAndroidのマイナンバーカードが始まります
デジタル庁より「2025年デジタル庁活動報告」が公開されました。
デジタル庁が行ってきた活動の実績報告、今後の方針が44スライドに渡って解説されています。その中には「Androidのマイナンバーカード」に関する発表も。
デジタルアイデンティティに関する内容を中心に全体を眺めていきます。

活動実績
活動実績で目を引くのはやはりマイナンバーカードの普及・活用です。
「マイナンバーカードは持つから使うへ」というキャッチコピーも秀逸です。

基本四情報を示す単なる身分証明書を超えて、デジタル上の手続きにおける本人確認・地域やサービスごとの独自の利活用事例が増えていることが分かります。
マイナンバーカードに並んで目につくのは「AI活用」というフレーズです。猫も杓子も生成AI活用を叫ぶこの頃ですが、デジタル庁も「AIフレンドリーな国家」を目指す先頭に立つ覚悟のようです。

行政変革へのAI活用に向けて「ガバメントAI」を構築する構想。
マイナポータルやGビズポータルにもAIレコメンド機能等が搭載される予定のようです。
Androidのマイナンバーカードも

今年7月にマイナンバーカードのスマホ搭載が始まりましたが、Androidも一年後追いで対応するようです。
▼iPhoneについての記事
デジタル証明書は「これまでスマートフォンで出来なかったことを増やす」有力な手段であり、身分証明書のスマートフォン搭載はこの観点で特に大きな進展となります。
カード型身分証明書を持ち歩かなくて済むそれ自体に大きなメリットがありますが、付属してハードウェア対応が不要になる・基本四情報以外の個人情報もスマホに集約しやすくなるといったメリットも生まれます。
デジタルアイデンティティは法令や標準への準拠が事業推進と表裏一体になる領域ですので、官の側がデジタル化を推進する状況は民間側にとってもチャンスとなります。
弊社も引き続き動向をウォッチしつつ、官が整備したデジタル化基盤を民間事業者が活かす橋渡しを行ってまいります。
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