World IDのマイナンバーカード連携がデジタル庁資料に掲載

ニュース原文:https://x.com/worldnetworkjp/status/2033839881345241154?s=46&t=bRQQ6ENUha892meQ_YKmXQ

World Japanは、World IDのマイナンバーカード連携がデジタル庁の資料で紹介されたと発信しました。

画像はWorldの虹彩スキャン端末「Orb」

投稿で触れられているのは、デジタル庁の「マイナンバーカード・インフォ(民間事業者向け)」vol.133です。そこでは、Tools for Humanityが提供する「World App」の「World ID」において、マイナンバーカードを活用した本人確認・年齢確認が導入されていると紹介されています。資料では、「18歳以上であること」や「実在する人間であること」を、個人情報を開示せずに証明できると整理されています。

Tools for Humanityとは

Tools for Humanity は、AI時代の人間のための技術を開発する企業です。2019年に Alex Blania 氏と Sam Altman 氏によって設立され、サンフランシスコとミュンヘンに拠点を置いています。現在は、WorldOrbWorld App などの開発を進めています。

Worldとは

Worldは、分散型アイデンティティの考え方を背景に持つプロジェクトです。公式にはWorld IDを分散型IDプロトコルとして説明しており、将来的にVCやDIDをサポートできる設計にも触れています。一方で、現時点の公式説明だけを見ると、World IDの中核をW3CのDID/VCとして前面に打ち出しているわけではなく、実際の説明ではゼロ知識証明(ZKP)を使った「人間証明」や属性証明が中心に置かれているようです。

公式サイトでは、

オンライン上で個人情報を明かさずに、自分がボットではなく実在する唯一無二の人間であることを証明できる仕組み

https://world.org/ja-jp/blog/announcements/introducing-world-id-and-sdk

としてWorld IDを説明しています。

今回の投稿を出しているWorld Japanは、Worldの日本向け公式アカウントとみられます。企業そのものというより、日本向けの情報発信窓口でしょう。

日本ではどう使われているのか

今回の投稿で触れられている「現在日本のTinderに導入中」という点も、Worldのサポートページで確認できます。Worldは、日本のTinderでWorld IDを使った年齢認証の手順を案内しており、パスポートまたはマイナンバーカードを使って「18歳以上」であることを証明できると説明しています。

まとめ

今回のポイントは、本人確認そのものよりも、必要最小限の属性だけを提示する設計が日本の年齢確認の文脈で紹介されたことにあります。

個人情報を広く渡すのではなく、「18歳以上であること」や「実在する人間であること」を用途に応じて示す。この考え方が、今後はほかのサービスにも広がっていくことでしょう。弊社もゼロ知識証明の対応可能ですので、お悩みのある企業様は是非ご相談ください。


★特別なお知らせ★

デジタルアイデンティティの最新トレンドを毎週お届け!
業界の最前線をまとめた「DID/VC Weeklyレポート」を毎週無料で配信中です。こちらから簡単に登録できますので、ぜひ情報収集や新規事業のタネ探しにご活用ください。