Service NSWアプリにデジタル救急救命証明書が搭載されます

オーストラリア、サウスウェールズ州で提供されているService NSWアプリにデジタル救急救命証明書が搭載されます

ニュース原文

オーストラリアで以前から配布されていたアプリに、VC(verifiable credentials)を用いたデジタル救急救命証明書を搭載する実証実験が行われるようです。

実はこのアプリは2010年代前半から存在するアプリで、そこにVCが利用されることになりました。

恐らく、資格保有者の雇用時やその他資格の証明シーンにてQRコードなどの提示で資格証明ができるというユースケースが想定されます。

アプリの使い道

そもそも、このService NSWアプリはどのようなシーンで利用することができるのでしょうか。

利用用途は大きく分けると消費者向け機能とビジネス向け機能となります。

消費者向け機能では、以下のような機能が提供されています。

政府系のサービスにおける手続きや身分証明、ステータス管理、情報収集などが集約しているようです。これは便利そうですね。

  • 各種証明書のデジタル化(QRコード提示など)
  • 罰金の支払い手続き
  • 現在の車両登録状況や交通違反履歴の確認
  • 割引プログラムへの参加
  • 災害援助
  • ...etc

ビジネス向け機能としては、助成金周りのデジタル化などがあげられます。

使える場所も増加傾向にあるようです。

詳しくはこちら、ページを見るだけでもたくさんの機能がありますね。

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年間レポートもでてきた

年間を通した活動の報告書も観ることができました。

やはり収支の部分が気になってしまって覗いてみましたが、なんか黒字になってそうです。

キャッシュインはほとんどが助成金でなりたっているようですが。

一部、手続きにおける手数料からの収入もあるようですが、これはオフラインで行っていても払われるものかと思われます。

もちろん全体を見れば人員コストがカットされているなど、総合的な効果はあるかと思います。

参考:https://www.service.nsw.gov.au/system/files/2024-03/Service%20NSW%20Annual%20Report%202022-23.pdf

海外では先行してVCの活用事例が出てきている

毎日のようにニュースを発見してネタに尽きないほどに、VCを活用した実証実験が行われていて盛り上がりを感じます!

本日取り上げたアプリでは政府系サービスの手続きから支払いやステータスの管理までできていて、とても便利そうですね。