金融取引における信頼性とアカウンタビリティのためのmDL利用のホワイトペーパーが出ました
mDLを金融取引の際の身元確認に利用しよう!というホワイトペーパーが出ました。
なお、ホワイトペーパーはIdentity and Access Forumという団体から出されており、アメリカをベースとして、mDLの普及を目指す団体です。
ニュース原文:
ホワイトペーパー:
mDLがもたらす金融取引のメリットについて
本ホワイトペーパーは金融取引にmDLを採用することがいかに有用であり、かつセキュリティは担保できるか、ということが書かれています。
前半では、金融取引における本人確認における課題の説明がされています。
パスワードのみの認証は不十分であり、物理的な身分証明書だけでも不十分である。(AIによる偽造や画像不鮮明による処理の失敗が考えられるため)
また、多要素認証のソリューションを入れたとしても、金融取引に求められる要件をクリアすることはできないとのことです。
そして、ここでmDLを使えば諸々の問題を解決できるとのことです。
彼らのmDLにおける最大のメリットは、mDLがパスワードを複数覚えたり、書類をアップロードする必要がなくユーザーフレンドリーなことです。
また、情報漏洩対策や、OCR(画像読み取り)に比べたコストの低さも言及されています。
米国の約40%の国民がmDLを利用できる状況にある
すでに米国ではmDLの実装が進んでおり、4割もの国民がすでに利用できる状況なのだそうです。
また、mDLの利用を検討している州もあるとのことで、今後も米国でのmDLの利用は増えていくことでしょう。
実際に利用されている割合については特に言及されておりませんが、事実、mDLが普及していく可能性が高いとも捉えることはできます。
The Time is Now for Innovation
ホワイトペーパーの最後は力強いメッセージで締めくくられています。
mDLのシステムへの統合をサポートするために迅速に行動する金融機関は、最大の利益を実現し、リーダーとしての評判を高めるでしょう
mDLがもたらすものについて一通り理解の助けになる資料ですので、ぜひ一度ご覧になられてはいかがでしょうか。