米国メリーランド州にて年齢検証アプリがローンチされました
原文:
メリーランド州は、事業者向け年齢確認用モバイルID確認アプリを発表しました。
google play storeやapp storeで実際に確認することができます。
以下はgoogle play storeへのリンクです。
空港内の店舗にて限定利用可能
ボルチモア/ワシントン国際サーグッド・マーシャル空港という空港内の店舗にて、旅行者がアルコールを購入する際の年齢確認にすでに導入されているそうです。
ある意味空港内という隔たれた空間であれば、確かに導入はしやすいかもしれません。
実は何度か年齢確認にデジタルIDを利用するという話を弊社と酒類提供事業者と議論したことがあるのですが、結論としてはお酒の提供に関しては消費者に任せるというのが、日本の酒類提供者のスタンスでした。
考えてみれば、あそこのコンビニ・居酒屋は年齢確認ゆるいらしい、みたいな感じで学生層の顧客が流れてきたり、全体の顧客のうち年齢確認をしないといけない客層の割合が限定的だったりしていて、費用対効果に合わないということも考えられます。
ある意味空港内では競合も生まれにくく、やりやすい環境かもしれません。
利用された規格はmDL
モバイルIDはISO18013-5の規格に則っているということで、mDLです。
記事の最後にある通り、このようなmDLを用いた先進的な事例が出る一方で、mDL利用に慎重な州もあるようです。
この辺りのしっかり賛否があるという点については、技術を扱う身として理解をしておかねばならないなと感じました。