Mattr社がデジタルトラストの標準仕様についてまとめています
ニュース原文:
Mattrは様々な標準化団体に参画し、ワーキンググループの参加、オープンソースプロジェクトに貢献などを積極的に行っています。
実際にDID/VCについてキャッチアップする際にMattr社のライブラリが一番に出てくることもございます。
そんなMattr社がデジタルトラスト(これはDID/VCだけでなくもう少し広くデジタルアイデンティティという意味合いですが)における標準についてまとめてくれています。
最近ではDID/VCについてリサーチされている新規事業担当者の方から、標準化団体みたいなのが多くてややこしい、といったようなお悩みを聞くこともあります。
その際この文章を紹介できればと考えています。
数多くの標準化団体と関わりを持つMattr社
前情報として、Mattr社は以下の団体と関わりを持ちます。
デジタルアイデンティティ業界総なめという感じでしょうか。
- 国際標準化機構(ISO)
- OpenID Foundation(OIDF)
- Internet Engineering Task Force(IETF)
- World Wide Web Consortium(W3C)
- Decentralized Identity Foundation(DIF)
Mattr社の各標準化団体の仕様まとめ
そんなMattr社が標準化団体と、各団体が定めている仕様につい手まとめたものがこちらです。
(ニュース原文の抜粋です。)
国際標準化機構(ISO)
- 18013-5:2021:モバイル運転免許証(mDL)の特定の側面を標準化
- 18013-7:2024:mDLのオンライン提示を具体的に扱う技術仕様
- 23220シリーズのパート3および4:mDL標準を他のモバイル文書(mDocs)に一般化
OpenID Foundation
- OpenID4VCI:OpenIDプロトコルを活用して検証可能なクレデンシャルの発行をサポート
- OpenID4VP:OAuth2.0を基盤に検証可能なクレデンシャルのリクエストと提示を可能にする仕組み
Internet Engineering Task Force(IETF)
- JSONを用いたデータ要素の表現標準:JWE、JWK、JWS、JWP、JWT
- OAuth2およびその拡張:OAuth Attestation-based Client Authentication、OAuth Token Status Listなど
- SD-JWTおよびBBS署名スキーム(プライバシー保護と選択的開示の実現)
World Wide Web Consortium(W3C)
- Digital Credentials API
- Decentralised Identifiers
- Verifiable Credentials Data Model
- JSON-LD
- Verifiable Presentation Request Specification
Decentralized Identity Foundation(DIF)
- プレゼンテーションエクスチェンジ
- DIDComm Messaging
- Well Known DID Configuration
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