Fintech実証実験ハブにてデジタル証明書を用いた本人確認の実証実験が行われます!
ニュース原文:
DID/VCコンソーシアムが主導する実証実験プロジェクト
ニュースで取り上げられているのは、三菱UFJ信託さんが指揮を執り、メガバンクから地方銀行までが加入するDID/VCコンソーシアムが主導するプロジェクトです。
デジタル証明書を用いて、初回取引時に行った本人確認情報を再利用して、次回の取引に利用するというユースケースで実証実験が行われます。
もちろん要素技術として、DID/VCが利用されています。
直近の日経新聞では新たに加入した企業が発表されています。
(なお、日経新聞さんはDID/VCという単語が一般的でなさすぎるということで利用されていません。我々も取材を受けた際にはDID/VCという単語はNGでした)
本人確認情報の使いまわしについて
DID/VCにおいて、本人確認情報の再利用は成功モデルの1つとして長くにわたって語り継がれています。
実際に既存の本人確認方式では、ekycなどではUX上離脱が多いという点であったり、マイナンバーであれば持っていない人や持ち歩いていない人はどうするのか等問題を指摘されるケースも存在します。
銀行口座のアクティブユーザーであることが証明できれば、銀行の本人確認に依拠する形で本人確認を終了させることができるのではないか、と言われています。
金融機関にとっても、新たなマネタイズの手法として確立されるということもあり、各銀行やクレジットカード、ローン会社などが本実証実験に参加しているようです。
こちらのニュースが、日本における2024年の最後のビッグニュースとなりそうです。
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