銀行の新規事業トレンドとしてVC(Verifiable Credentials)が言及されました
ニュース原文:
2025年の金融変革「7大予測」
2025年の金融変革「7大予測」ということで、NTTデータ 金融イノベーション本部ビジネスデザイン室 統括部長の方が書かれた記事です。
その最後に、金融機関の新規事業の可能性として、VC(Verifiable Credentials)があげられています。
記事にある通り、銀行はかなりのコストをかけて顧客の個人情報を保有しています。
例えば、住所更新の電話がかかってきたり、銀行口座の開設を行うときに本人確認を求められることは1ユーザーとして体験したことがあるかと思います。
当然、銀行はコストをかけて顧客情報の取得、管理を行っています。
民間レベルでは稀有なデータとなる、このコストをかけて取得した顧客情報を新規事業に活かすという文脈で、VCが活用されるのではないかということです。
マネタイズや事業方針は不透明なものの期待はある
銀行はVCの構成要件である信頼できる機関の条件は十分満たし得る存在であり、本業の中で本人確認書類を取り扱っていることから、銀行の持っているケイパビリティを活かすことは十分可能な領域と考える。
もちろんマネタイズをどうするかは併せて踏み込んだ検討が必要になるが、あたらしい事業領域の候補にはなりえるだろう。これ以外にも個人情報の取り扱いという点ではKYCを外販するといったアプローチも考えうる。
記事内では、マネタイズはどうするかという肝心な課題に触れつつ、新しい事業領域の候補になると言われています。
実際に記事内で紹介されるKTCの外販は、DIDVCコンソーシアムで構想しているような、「本人確認情報の再利用」が考えられます。
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