オンライン上の本人確認が2027年にマイナンバーへ一本化

ニュース原文:

本日世間を賑わせたニュースについて取り上げます。

2027から本人確認をマイナンバーへ

これまでekycと呼ばれるセルフィーの写真と本人確認書類の画像を送信する方式や本人限定郵便など、様々な本人確認手法が法的に有効とされていました。

この度、前述のekycを含むオンラインの本人確認はマイナンバーのICチップスキャンによる方式に一本化されることとなりました。

マイナンバー一本化の逆風

 改正案では、スマートフォンなどでICチップに記録された情報を読み取り、事業者に送る方式を原則とし、これまでの画像送信の方式は廃止するとした。一方、マイナカードを持っていない人もいるため、運転免許証在留カードに内蔵のICチップを使った申請方法は残す。

ニュース原文にもある通り、マイナンバーを持っていない人に対しては運転免許証や在留カードという選択肢を残すそうです。

「マイナンバーを持っていないユーザーはどうするのか?」

という問いに対する逃げ道をどこまで用意するのでしょうか。

運転免許証のチップを読み取ると言っても、運転免許証の暗号番号を記憶している人はかなり少ないでしょうし(筆者は1つも思い出せません)、実質マイナンバーでしかオンラインでは本人確認できないということなのではないでしょうか。

経済活動への影響

ELEMENTSさんのようなekycを提供する企業に業績影響あったりするのかなと思い本日の終値を見てみましたが、特に大きな下落は見られませんでした。

業界ではこれ系の話はずっとされてきているので織り込み済みなのでしょうか。

ekycソリューションを提供する企業が今後の活動に影響しないかは気になる所ですね。

社員ブログでも最速記事を書きました

弊社のオリジナル記事ではもっと詳しく取り上げてますので、ご一読ください。

本人確認のマイナンバーカード一本化について【専門ベンチャーが最速解説】

本日警視庁より、犯収法上の本人確認をマイナンバーカードのICチップ読み取りに一本化していく具体的なスケジュールが公開されました。(参考) 本記事では、法改正の背景…


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