先週のバイオメトリクスクレデンシャルのニュース
先週は生体認証系のクレデンシャルでさまざまなニュースがあったようですので振り返りましょう。
ニュース原文:
アメリカでmDL展示会が開かれました
Secure Technology Alliance(STA)とU.S. Payments Forumがサンディエゴで開催したIdentity and Payments Summit & mDLショーケースでは、モバイル運転免許証(mDL)の多様なユースケースが紹介されました。
政府の対応、デジタルインフラの整備、相互運用性、ユーザーの理解がmDL普及の主な課題として挙げられましたが、
年齢確認がその障壁を越えるきっかけになるとも言及されました。
クレジットカードのVisaは近日、ショーケースのスポンサーであるMattrとの提携を発表し、相互運用性の課題を解決すると匂わせました。
バイオメトリック・パスポート
新たにエチオピア政府がToppanのパスポートを正式に導入し、マラウイ政府がMadras Security Printersと契約を締結しました。
これにより、約1億5,000万人の移動や身分証明がより容易になる見込みです。
また、IATA(国際航空運送協会)が実施したOne IDの試験運用では、乗客の処理時間が40%短縮されました。
この試験では、香港—東京間のフライトでNECとFacephiの顔認証技術を使用し、乗客はパスポートを提示することなくスムーズに手続きを進めました。
これは以前のニュースでも取り上げたもので、どうやら成果が発表されているようですね。
SITAによると、2026年までにほとんどの空港が生体認証によるチェックインと手荷物預け入れを導入する計画だそうです。
これは、最新のAir Transport IT調査で明らかになりました。
カナダでもFace4 SystemsとEntrustの技術を使用した同様の試験が実施されました。
この試験では、乗客がNFCチップ搭載のパスポートをスキャンし、W3C準拠のVC(Verifiable Credentials)をスマートフォン上に作成しました。
まとめ
モバイル運転免許証、年齢確認、パスポートなど、メインストリームとも思えるユースケースで盛り上がりを見せています。
権威という意味で信頼されるクレデンシャルと当人性や唯一性で信頼される生体認証のコラボは期待できますね。
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