AmazonもmDLの受け入れ準備を開始

ニュース原文:

今回は、DID/VC界では有名なdock社のウェビナーからです。

dock社は日本時間の25時ごろから毎回ウェビナーをやっておりまして、日本人にとっては辛い時間ですが、興味深いウェビナーを隔週で開催しています。

この辺りの動き方は非常にマーケティングとして秀逸かと思いながら眺めておるといったところでございます。

Amazonも注目するmDL

さて、Amazonも実はmDLに注目しているということで、以下のようなユースケースを考えているようです。

  • 年齢制限のある購入
    物理的なIDをスキャンしたり、詳細な個人情報を入力したりする代わりに、ワンタップで年齢確認を完了できる。またmDLの特徴である選択的開示も可能となる。
  • 医療・処方サービス
    オンライン薬局や医療機関での本人確認がスムーズになり、ユーザーが迅速に医療サービスを受けられる。
  • 配送のための住所確認
    認証済みの住所情報を含むデジタルIDを使用することで、配送時の入力ミスや詐欺を減らす。
  • アカウント復旧の簡素化
    ログイン情報を紛失した際、政府が発行した信頼性の高いデジタルIDを活用すれば、従来のセキュリティ質問を使わずに安全なアカウント復旧が可能。

mDLというデジタルIDをAmazonのプラットフォームに統合することで様々な利点があると述べられています。

Amazonのロードマップ

あくまでも可能性という域を出ないかとは思いますが、以下のようなロードマップでの技術開発を考えているそうです。

  • 2025年:米国でのmDL受け入れ開始
  • 2026年:EUDIとの統合

ということで、海外動向としては、2025年はmDL普及の年。2026はデジタルアイデンティティウォレット実装の年。といったところでしょうか。

相変わらず海外での実装スピードは早く、盛り上がりを感じます。


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