在学証明書をVCとして発行する実証実験/Badge Summit 2025
在学証明書をVCとして発行する実証実験が行われました
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1672015.html
デジタル庁・JR西日本・国立情報学研究所(NII)・Open ID Foundation Japanが共同で、在学証明書のVC化に関する実証実験を行ったようです。
学生の利用フローとしては
1.大学のサイトで在学生である認証を行い、在学証明VCを受領
2.デジタル庁認証アプリを用いた本人確認を行い、在学証明VCと本人情報を紐づける
3.切符を受け取り顔認証改札機を通過する
ちょっと色々なアプリが交錯している上に顔認証改札まで入っていてだいぶ分かりづらいフローですが、紙を介さずに学割が受けられるプロセスを実現していますね。

教育領域はまだまだ紙の証明書が残っており、VCの活用候補先としては筆頭株かなと思います。
当社もデジタル学生証VCを発行しており幾つかの教育機関様にてご利用いただいているのですが、鉄道会社における学生割引シーンは一つ悩みの種だったので、この実証実験を契機にデジタル化が進んでいくことを期待しています。
おまけ
VCに関する誤記があったようです。(私も最初にこの記事を読んだときに「おっ」とはなった)
バーチャルクレデンシャルという呼び名の方が多くの方にとっては意味が理解しやすいかもしれませんね。

Badge Summit 2025が開催されます
https://www.1edtech.org/events/badge-summit-2025
7/21~23で、1EDTECH主催の「Badge Summit 2025」が開催されるようです。場所はアメリカのコロラド州です。
オープンバッジはバージョンが2.0から3.0にアップデートされた際に、W3C規格のVCに対応しています。
記事中にはVCというワードが当然出現。
We can chat about things like why open standards matter, integrating verifiable credentials into your digital ecosystem, or how to support learning mobility. I'll also connect you to resources to learn more.
https://www.1edtech.org/events/badge-summit-2025
マイクロクレデンシャルを記録するデータ形式としてオープンバッジの活用は広がっていくのではないかと思います。
当社もオープンバッジ3.0には対応しており、今後の普及に貢献してまいります。

↑ちょうど昨日、オープンバッジ3.0に関する資料請求を開始しました
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