アメリカの小売向け年齢確認サービスにてW3C VC Modelが採用

ニュース原文:

W3C Adopts TruAge Digital ID as Global Age Verification Standard - ID Tech

TruAge, the digital age-verification platform developed by the retail trade association NACS, has reached a major milestone with the incorporation of its core …

TruAgeとは

TruAgeは、米国を中心に展開されているデジタル年齢確認サービスで、消費者の個人情報を保護しつつ、年齢制限のある商品の購入時に迅速かつ正確な年齢確認を提供しています。

TruAge | How It Works

TruAge | How It Works

TruAgeのシステムはすでに、Verifone社のCommander、Invenco社のPassport、Success Systems社のPlatformPOS、Cloverなど、米国の主要なPOSシステムと統合されているそうです。

また、カリフォルニア州のモバイル運転免許証やデジタル・ウォレットとの統合もサポートしているとのことで、mDLとの連携も匂わせています。

コンビニ、量販店、eコマース、デリバリー・サービス、スポーツ、エンターテイメント会場への拡大を行っているそう。

ニュースによると、TruAgeは導入先の小売店、ユーザーなどに対しては無償で導入することで規模を拡大しようとしているそうです。

FAQを見たところ、非営利団体のようで、収益は一定無視しているのかもしれません。

それにしてもどこが資金源になっているのかは気になるところではあります。

TruAge | Retailer FAQs

TruAge | Retailer FAQs

W3C VC Modelが採用されました

記事によると、TruAgeのシステムにもW3C VCが採用されたそうです。

直近ではV2がW3C勧告となったことで、事実的にはW3Cが公開する水準が定まったことになります。

Verifiable Credentials 2.0がW3C勧告となりました

ニュース原文: W3Cで仕様策定が続くVerifiable Credentials 2.0がW3C勧告となったようです。 それに合わせて、周辺の仕様に関しても準拠すべきドキュメントが以下に記載…

こうしてVCがあらゆるシーンにおける認証や資格確認の基礎となっていくのかもしれませんね。


★特別なお知らせ★

デジタルアイデンティティの最新トレンドを毎週お届け!
業界の最前線をまとめた「DID/VC Weeklyレポート」を毎週無料で配信中です。こちらから簡単に登録できますので、ぜひ情報収集や新規事業のタネ探しにご活用ください。