トリップパス(Trip.PASS)が「ブロックチェーンDID認証手続き」高度化完了
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000137663.html
一年以上前の少し古い記事ですが、モバイルパスポートを提供するベンチャー企業が韓国にあるようです。
サービス自体は2021年より提供されていたようですが、サービスアップデートに伴いDID/VC規格に対応したようです。
サービス概要
Trip.PASSのサービス概要は以下
実物ICパスポートをモバイルパスポートとして生成し、外国人観光客や留学生、労働者など在留外国人を対象に身元認証とプリペイドカード基盤の金融サービスを提供する
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000137663.html
手帳型の物理パスポートの情報をスマートフォンに記録するサービスのようです。

実物のパスポートを電子化した際に、その記録をVCとして残すことで「モバイルパスポート的なVC」を発行するようです。
今回行われたトリップパスの高度化は、モバイルパスポートの認証過程で個人情報の流出を根本的に遮断し、モバイルパスポートの偽造·変造を防ぐことが核心だ。
モバイルパスポートの認証手続きはユーザーが実物ICパスポートのICチップ認識と顔認証によって生成したモバイルパスポート情報をユーザーのパスポート情報が保管されたおおもとのサーバーのデータと比較し、有効性を判断する方式で行われる。ユーザーはトリップパスプラットフォームを通じてユーザーID(DID)を生成し、ICパスポートに含まれた特定データをハッシュ(Hash)値として暗号化し、おおもとのサーバーに 検証可能な資格情報(VC, Verifiable Credential)の発行をリクエストする。この時ブロックチェーンDIDサーバーにはおおもとのサーバーの検証可能な資格情報(VC)の発行情報とユーザーID(DID)を安全に分散保存する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000137663.html
どうしても発行者がサービサーになってしまうので公式のモバイルパスポートとしては扱われませんが、究極のクレデンシャルであるパスポートの電子化にDID/VCの観点でトライする事業者・期間は今後増えていきそうですね。
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