日本ラッド、米Indicio社の次世代型個人認証ソリューション「Proven Auth」を展開
ニュース原文:
日本でも活動するDID/VCカンパニーのIndicio社
当メディアでも度々登場するIndicioと日本企業である、日本ラッド株式会社がパートナーとなりました。
日本ラッドがIndicioの持つProven Authというサービスを代理店販売するという契約のようです。
どうやら、シアトルで出会って以来の関係のようですね。
日本ラッドではIndicio社とのシアトルでの邂逅以来技術的な検証を続けて参りましたが、この度日本国内正規代理店・技術パートナーとして様々なお客様にソリューションとして提供していくことと致しました。導入・技術支援に関するご相談はお気軽にお問い合わせください
ニュース原文によると、銀行・証券口座、教育・医療現場のような割としっかりしたユースケースでの展開を考えられているようです。四季報によると、日本ラッドはエンタープライズ向けのSI事業と製造業や医療機関向けのIoTサービスが主力事業のようです。日本ラッドは他社製品を代理販売することを多く手掛けていそうな印象で、Proven Authもサービスの一つとしてホームページに記載されていました。
IndicioのホームページではProven Authの記載がありますが、情報は限定的で、VC(Verifiable Credentials)を用いたサービスログインが可能となるサービスのように見えます。Proven Authの個別具体の内容はIndicioよりも日本ラッドのウェブサイトの方がイメージがつきやすいかもしれません。
パスキーと比較した優位性として、アカウント登録のような事前の手続きは不要・ユーザーの同意に基づき、共有可能な情報を柔軟に保持し、コンプライアンス対応が容易・パスキーよりも強力なセキュリティを掲げています。
「パスキー vs VC」というのは初めて見る比較です。

日本ラッドの既存販路に組み込まれるという戦略なのか定かではありませんが、今後こういったVCを用いたSSO的な概念が発表されていくのかもしれませんね。引き続き注目していきましょう。
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