証券会社向け多要素認証サービスがDID/VCについて言及

ウィークリーレポートをご購読いただいている皆様にはお伝えしましたが、デイリーニュースの毎日更新が困難となりました。
理由は「毎日ニュース載せるほどデジタルアイデンティティ界隈の動きは早くない」&「海外企業のニッチな動きを日本語で記事にしても誰も読まない」という現実に敗北したためです。

今後は特定のトピックを深ぼる「オリジナル記事」の更新頻度を上げていきます。

月次ウェビナーでのアナウンス

前置きが長くなりましたが、今でも毎日情報収集はしています。

今日はオッと感じる発信がございましたのでご紹介いたします。

トレードワークス様は金融系システムの構築に強みをもたれる上場企業です。最近はWeb3やXRといった先端技術に関する事業にも取り組まれているようです。

直近証券会社では不正ログインが大きな問題となっており、その課題に対するソリューションとして「SpotPath」を開発されたようです。
こちらはパスキーや電話認証、Authenticatorといった各種認証を搭載した独立認証基盤です。

【今後の展望】

 マイナンバー認証キー(J-PKI認証)やDID/VC(分散型ID・検証可能な証明書)への対応も予定しており、証券会社のブランド価値向上と新サービス創出を支援していきます。

 なお、既に複数の金融機関より導入に向けたお問い合わせをいただいており近日中の導入開始を予定しております。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000046.000117557.html

そんな発表の中で、今後の展望として「DID/VCへの対応」が挙げられていました。

VCを本人確認に使う場合、ホルダーバインディングや発行者の信頼性確認など信頼チェーンをどこまで担保するのかが議論の対象となります。証券会社における各シーンでの本人確認も強い制約が課せられると思いますので、その辺りを突破してどのような形で技術が活用されるのか興味深いですね。


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