【日本語唯一の解説記事】mDowódについて調べてみた

mDowód(エムドゥヴォウド)は、ポーランド政府が提供するデジタル身分証明書で、スマートフォン上で利用可能な電子的な身分証明書です。
2024年10月の時点で800万人のポーランド人が利用しています。(ポーランド全体の人口は2670万人程度)

本記事ではmDowódについて深ぼっていきます。

mDowódの受取プロセス

mDowódの受取には本人確認が必要です

手順①:mObywatelアプリをダウンロードする

手順②:アプリ内で本人確認を行う

  • ポーランドの電子政府サービス「Epuap」へのアクセス情報(EPUAPのアカウント開設にも本人確認が必要)
  • 電子検証が可能な(≒icチップ付きの)物理的な身分証明書による本人確認
  • 政府が認定する銀行のオンラインバンキングの認証情報

が利用可能なようです。
三項目目の銀行idが利用できるのも特徴ですね。

eIDとの違い

ポーランドではeIDと呼ばれる、物理的なIDカードに埋め込まれたICチップを用いたデジタル認証も存在します。

eIDとmDowódは別物であるとサービスページにも記載されております。

To dwa zupełnie inne dokumenty.

E-dowód to dowód osobisty z warstwą elektroniczną, czyli wbudowanym, niewidocznym na zewnątrz chipem. E-dowód działa zbliżeniowo, co oznacza, że wystarczy położyć go na czytniku.

mDowód to elektroniczny dokument tożsamości dostępny w aplikacji mObywatel 2.0. Ma on inną serię i numer niż dowód osobisty, ale jest pełnoprawnym dokumentem tożsamości. Możesz go użyć w banku, urzędzie, na poczcie czy u notariusza. Z mDowodu nie skorzystasz jedynie w dwóch przypadkach: za granicą oraz składając wniosek o nowy dowód osobisty.

⇒(deepl翻訳)
両者はまったく異なる文書である。
Eカードは、電子レイヤー、つまり外からは見えない埋め込みチップを持つIDカードです。e-card は非接触型であるため、読み取り機にかざすだけです。
mCitizenは、mCitizen 2.0アプリで利用できる電子身分証明書で、IDカードとは異なるシリーズと番号を持つが、完全な身分証明書である。銀行、オフィス、郵便局、公証役場で使用できます。mEvidenceを使用できないのは、海外と新しいIDカードを申請する場合の2つのケースだけです。

EUDIWとの整合性

EUでは域内の各国が2026年までにEUが制定する規格にのっとったデジタルウォレットを各国最低一つは提供する必要があります。

mObywatelはEUDIWの規格には今のところ準拠していないようです。

Czy mDowód jest uznawany za granicą?

Nie, mDowód nie jest uznawany za granicą. W przyszłości planowane jest dostosowanie aplikacji mObywatel do standardów Europejskiego Portfela Tożsamości Cyfrowej (European Digital Identity Wallet). Dzięki temu będzie można korzystać z mDowodu również za granicą.

Aby dowiedzieć się więcej na temat dokumentów i usług w mObywatelu, warto sprawdzić odpowiedzi na ponad 200 pytań na stronie aplikacji Pytania i odpowiedzi (mobywatel.gov.pl).

⇒(deepl翻訳)

mCitizenは海外で認知されていますか?

いいえ、mCitizenは海外では認知されていません。将来的には、mObywatelアプリケーションを欧州デジタルIDウォレットの標準に適合させる予定です。mObywatelの書類やサービスについての詳細は、アプリケーションのQ&Aページ(mobywatel.gov.pl)にある200以上の質問に対する回答を確認するとよいでしょう。

まとめ

本記事ではポーランドのmDowódについて調べてみました。
おそらく今日本でこのサービスに興味をもち記事まで書く人はほぼゼロだと思いますが、後世のどなたかに向けて残しております。

銀行IDがこういったところで公的な方式として認められているのはEUならではだと思いますし、EUDIWに準拠していないあたりはこの辺の仕様統一がおいそれと簡単に進むわけではないことを表していますね。