DID/VCウェビナーを初の夕刻に開催します!/Googleから、ECDSAに対応したゼロ知識証明の論文発表

DID/VCセミナーを初の夕刻に開催します!

ニュース原文:

【初の夕刻開催!】DID/VCウェビナーを2/4(火)に開催いたします | 株式会社Receptのプレスリリース

株式会社Receptのプレスリリース(2025年1月19日 14時24分)【初の夕刻開催!】DID/VCウェビナーを2/4(火)に開催いたします

毎月開催しているDID/VCウェビナー。

通常お昼の12時に開催している本ウェビナーですが、リクエストに応え、夕刻に開催をいたします。

リリース初日から多くの参加申し込みをいただき、夕刻開催の需要が大きかったことに気づきました。

今までお昼時の参加が難しかった皆さんもぜひ参加してください。

◆詳細・お申込みはこちらから

https://recept-webinar-4-2.peatix.com/

Googleから、ECDSAに対応したゼロ知識証明の論文発表

ニュース原文:

なんのこっちゃ?という感じかもしれませんが、実はDID/VC界隈では大きな影響があるかもしれない発表の1つです。

導入の障壁となっていたゼロ知識証明

DID/VCを実装するにあたって、リンク可能性という課題がございます。

これは、VCを提出してくれた人の情報を集めれば結果的にそれがどんな人か分かる、ということです。

これはプライバシーに対する懸念となります。

せっかくDID/VCを利用してプライバシーに配慮した設計をしているにも関わらずこのような問題が出ては意味がないのでは?

対抗策はBBS+署名だった

BBS+署名とは上記のようなリンク可能性に対抗することができる技術です。

BBS+署名は、次のような特性を持つデジタル署名方式です:

  1. 選択的開示(Selective Disclosure):
    • 発行者が署名したデータ(証明書)の中から、一部の属性だけを開示することができます。
    • 例: 10個の属性を含む証明書を発行しても、そのうち2つの属性のみを選んで第三者に提示可能。
  2. 非リンク性(Unlinkability):
    • 同じ証明書から生成された複数のプレゼンテーション(提示データ)が、検証者にとって関連付けられないように作成できます。
    • 例: 同じVCを複数のサービスで使っても、それらが同一のVCから生成されたことを検証者が識別できない。

しかし、課題もございます。

それがスマホ端末が対応していないこと。

つまりこれを実装しようとすると皆さんのスマホを買い替える必要があります。

これは現実的ではないですね。

Googleの論文は既存のスマホでもリンク可能性を解決する?!

この発表によって既存のインフラ(スマホ)との互換性が効くのであれば、今まで課題となっていたゼロ知識証明の実装が加速します。

影響力の大きい発表だと思いますので、ウォッチしていきたいです。


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