Prove社がDID/VC企業を買収
ニュース原文:
以前取り扱っていたProve社がDID/VC企業を買収
以前当サイトでも、Prove社については取り上げておりました。
Prove社は電話番号やメールアドレスなど、さまざまなユーザー識別子を起点として、ユーザーのリスク情報を共有します。
Uber配車アプリなどでは、ユーザーのリスクチェックをProveのソリューションを使って行っていました。
KYCなどの重たいプロセスをすべてのユーザーに強いるのではなく、一部のリスクが高いとされるユーザーに対して強度の高い認証を行わせるといった、UXを重視した認証プロセスを設けることができます。
Prove社のウェブサイト。
そんなデジタルアイデンティティ界隈では、有名なProve社がDID/VC企業を買収したとのことです。
データ基盤を持つProveとDID/VC技術を持つPortabl
Prove社のニュースではより詳細の発表がなされています。
データの相互運用性、同意、アラートに対するPortablの標準第一のアプローチは、次世代のプライバシー強化技術(PET)に基づいている。 Portablのソリューションと既に管理下にある10億のIDトークンを組み合わせることで、Proveは業界最大のネットワーク網を構築することができます。
ブログ記事内にあるように、Prove社がすでに構築しているデータ基盤と、DID/VCソリューションを掛け合わせることで、業界をリードする立ち位置を手にするという意図のようです。
DID/VCの技術はニッチでかつ市場も立ち上がったばかりということもあり、自社で構築するよりは買収したほうが良いという判断なのかもしれません。
スタートアップ企業のM&Aなども盛んになっている中、漏れなくデジタルアイデンティティ業界にもそのトレンドが流れつつあります。
★特別なお知らせ★
デジタルアイデンティティの最新トレンドを毎週お届け!
業界の最前線をまとめた「DID/VC Weeklyレポート」を毎週無料で配信中です。こちらから簡単に登録できますので、ぜひ情報収集や新規事業のタネ探しにご活用ください。